天使と悪魔第2話

清少納言

 

 

「次のターゲットは・・・」と言う前に、私と同じく復讐する人が一人増えたので紹介する。名前は板鬼龍雪だ。私の幼なじみで小さい時によく遊んでいたので愛をいじめたやつにはとても恨みがある。

 

「次のターゲットは、秋山 ひびきだ。」

(ひびきは、愛の上靴を切り刻んだり、ノートを破ったりするなど色々しやがったのか・・)ほたるは、どんな罰を与えるか龍雪と考えていた。すると龍雪は少し怒った声で、「ほたる、同じことをやろう。」といった。

するとほたるも、「うん、そうしよう」と、言った。

罰はこれで決定だ。

次の日、ほたるはいつもの様に中学校に向かった。

中学校に着き、教室に入ると、教室にいたクラスメートが口をそろえて、「おはよう、ほたる」といった。まるでロボットのようだ。

ほたるは、小さな声で「おはよう」といった。

今日は、3時間目にプールがある。その時にひびきの上履きを持ちだそうとしたら、ひびきが戻ってきた。そして、ほたるに、「おい、なにやってんだ?」といった。そして、ほたるは、「上履きがごちゃごちゃになっていたから直しただけだよ。」といった。

ひびきは、「おっそうなのか!ありがとうな。」と言った。

(ふーごまかした)とほたるは思い、ひびきのうわばきを持ちだし、校舎の裏で上履きを切り刻み、元の場所へ戻した。

水泳が終わり、ひびきがもどってきた。

「お、おい、なんだよ。俺の上履きが・・・」と言った後、みんなが騒ぎ出す。

教室に戻ると、先生が「ひびきくんの上履きを切り刻んだのは誰ですか?やった人は正直に前へ出なさい」と言った。

その後、下校時間になった時、ひびきを屋上に呼び出した。

ひびきが、「なんだよ、ここに呼び出したりして。」

「あなたは、何一つわからないの?」

「はぁ?」

「私の妹、覚えている?」

「あぁー、いじめられたって奴か。それが?」

「そう、あなたのせいで、ここから飛び降りたの。だから、妹と同じ気持ちを味あわせたんだよ。」

「チッ、お前かよ。上履きを切り刻んだのは。」

「えぇそうよ。」

「お前!」といってひびきは、かばんからナイフを取り出しほたるにむける。

「わぁーーーー」グサッ

ひびきの腹からは血が・・・

「あっあっ・・」といってひびきは倒れる。

その後、学校の警備員がひびきの倒れた姿を見つけた。

なんとか、一命は取り留めたが、意識が戻らない。

ほたるは思った。(このまま、病院で静かに寝ていてろ。)と。