天使と悪魔第5話
やっと風邪も治り、普通に学校に行ける状態に なった。
「そういえば、今日は宿泊訓練で3泊4日、キャンプ場 に泊まるんだった。」
そうつぶやいて、ほたるは宿泊訓練の準備を始めた。
「間に合ったー」
バス出発5分前につき、ほっとしながら言った。
さっそくバスの中に入った。今から約3時間も 中にいるのだ。そう思うとつらい。何故かというと、
ほたるにはトモダチがいないからだ。
ゆいいつトモダチと言える人は、龍雪しかいない。
そう思っていた。ずっとずっと。信じていた。
そんなことを考えてるうちに2時間も時は、ながれていた。
あたりを見回すときがいっぱいある森の中だった。
まるで迷路のようだ。
ほたるのまわりの人が、
「何ここ、大きな虫とか出てきそうなんですけど〜。」
「ホント、こんなところに泊まるの?マジ最悪。」という声が次々と 聞こえてくる。
「ついたー」
やっと三時間の旅が終わった。
さっそく _分の部屋で持ち物をおいた。ほたるの部屋の番号は201だ。 —緒に生活するメンバーは、生徒会長の藤野由香里。
それから、鷹野さゆりと田所千刈で合計4人だ。
田所千刈は、ほたるの妹、愛を自殺にみちびいた13人のうちの 1人だったので、このさいこいつに罰をあたえようとほたるは思った。
その一方。何かをたくらんでる龍雪が、同じ部屋の破喜君と話し合って いた。
「なぁ龍雪。この宿泊訓練でさ、ほたるの奴にあの秘密をバラしちやえば いいじゃねぇか。」
「いや、まだだ。あの事を言ってしまうと、何かとやっかいになるし、 ほたるが絶望する姿は僕の楽しみだ。だから、楽しみはとっておきたい、あの事は絶対言うなよ。」
「おっそうか。」
「でわ、ウォークラリーをしますので皆さん、準備をして外へ 出てください。」先生が部屋という部屋を歩き回って呼びかけをしていた。 それを聞いた生徒達は部屋から出てきた。
このウォークラリーは班行動で、先生達はついてきてなく、
たった1つのたよりになるものは1枚の地図。
班は1クラス6班あり、ほたるは2班だ。2班の人数は5人。メンバーは、 部屋が一緒の藤野由香里と鹰野さゆりだ。それと男子は、
竹田潤と三浦和馬(かずま)だ。
いよいよ出発の時間。出発順はくじで決まる。ほたるのいる2班の順番は、 「何だよぉ、一番最後とか。最悪。」という結果になってしまった。
いよいよ出発。班とお喋りをしながら歩いっていった。
ほたるは、お嗓りをしながら水筒の中身の麦茶を飲む。そして、飲み 終わり、水筒をリュックサックにしまった。
水筒の中身を飲んで2分頃たったところでほたるは、うとうとしはじめてきた。(何だ。急に眠くなってきた)と思った後、
ほたるは倒れた。由香里、さゆり、潤、和馬は心配するどころか くすくす笑っていた。
ほたるは、目をさました。あたりを見回すと、見慣れない風景がいくつもならんでいた。
<OCRの為、文章が変になっているかもしれません。>