天使と悪魔序章
清少納言
私には、愛する双子の妹がいた。妹の名は、篠川 愛。
とても可愛らしい名前だ。そして私は篠川 ほたるだ。
この双子はいつも学校帰りに公園で遊んでいた。まさか、この時に愛が消えてしまうなんて、夢にも思わずに・・
時は、今から4年前の事だった。私達は、いつもどおり学校から帰ろうと下駄箱にいた。すると愛が言った。
「ごめん、ほたる。わすれものしたから教室に戻る」と言った。
わたしは、「うん」と言った。
その後、30分待ったが、一向に戻ってこないため、私は見に行った。
教室に向かうため、廊下を歩いていると、屋上から声が聞こえてきた。
私は、急いで屋上に言ってみたが、誰もいなくしーんとしていた。
空を見ると、夕日が輝いていた。近くで見たいと私は思い、前へ出た。
そして屋上の柵の下を観てみたら、変わり果てた愛がいた。わたしは思わずさけぶ。「きゃー」と。
私は、すぐさま自分の携帯で119番通報した。
こんな悲しい事件も自殺とし、幕を閉じた。
私はもう中1になっていた。今思うと、愛はなぜ自殺を・・と不思議に思い、その時の記憶が蘇る。
「もしかして、いじめで・・」と私は思った。早速愛が当時使っていた日記を出し中身を読んだ。するとそこに書かれていたのは、毎日いじめを受けていたこと、自分をいじめた人の名前、怒りが書かれていた。
私は、「こいつら13人が愛を自殺に導いたんだー!」と叫んだ。
「復讐する」とほたるは決意した。
これからほたるの復讐がはじまる!